ぽにの日記

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日本の賃金が上がらない訳

ある経済記事について、興味深いものがありました。

東洋経済において野口氏により、アメリカと比較して日本の給料が上がらないことについて考察されています。さらに今後物価が上昇しても給料は変わらないだろうとも言われています。

 

以下に要因をまとめました。

 

アメリカと日本の経済・労働の違い:

アメリカは情報産業を中心に業績が良い 

⇔ 世界に通用する日本企業と言えば、トヨタ自動車くらい…?

アメリカはジョブマーケットが機能している(優秀な人材の取り合い)

⇔ 日本は一定の賃金且つリストラが少ない(よく言えば安定)

アメリカ(先進国)では労働生産性が高い

⇔ 1970年代以来日本の労働生産性は先進国で最下位

 

日本の労働生産性が低い要因:

・非製造業や企業の間接部門(ホワイトカラー)の生産性が低い

・高い人件費

・労働時間の長さ

・業務効率化がなされていない

・新商品・新市場の開拓がなされていない

 

全ての企業が上記を改善することは難しいようですが、

(記事2)の日立製作所アドビシステムズ社では、プロジェクトチームを作って効率化に取り組んだり、書類の電子化をしたりしているようです。

やはり(記事2)施策例にもある通り、アプリやデジタルサービスの活用、電子化が労働生産性向上へのカギとなりそうです。

 

労働人口は今後も減ることはないため、社員が新たな付加価値を生み出さなければなりません。コスト削減や人件費削減ばかりに注目するのではなく、優秀な人材の意欲を高めて生産性を上げていくことが大切と言われています。

 

 

以下からは余談になりますが、私の職場環境について述べます。

職場の様子(中小企業メーカー):

私の職場には多くの正社員がいますが、その仕事は高校生でもできるのではないか?というものが多々あります。職場目標では全体の業務を標準化したいと言っているのに、私の業務は65名中2人しか従事させていないし、業務管理も私と先輩にまかせっきり。専門性が高いから介入しにくいのだろうと思います。私はそれを標準化すべく、業務効率化を入社当時から続けている。

でも、業務効率化を行っているのに給料や賞与額が普通にダラダラと働いている人に比べて、年間で数万円しか変わらないのです。

そうなると結局与えられた仕事だけしていればいいやという気持ちになってしまうんだろうなと思います。

上司からいくら口では「評価しているよ」と言われても、心の中では「給料には反映されていないんですよね…」となっています。

歩合制じゃない社風だと業務効率化への意欲を保つのは難しいですね。

 

以上。

 

 

言及元の記事:

toyokeizai.net

付加価値(労働生産性)を高めるヒント(記事2):

www.hito-link.jp